[三浦文子 作品集]

 

"Atelier Quilt Rose"代表、三浦文子のタペストリー作品集をお楽しみ下さい.

当ページでは三浦文子の代表作を中心に公開しております.

尚、江戸時代の正絹を使った作品はこちらをご覧下さい.四季折々の風物をモチーフにした作品をお楽しみ頂けます>

"冬の貴婦人"

たくさんの匠や先人たちの手を経て私のところに集まった大島紬たち.それに少しずつハサミを入れて冬の古民家のイメージに作りました.その庭に咲く椿の花はまるで「冬の貴婦人」のようです/三浦文子

サイズ:190㎝×200㎝ 2016年東京国際キルトフェスティバル招待作品.


"わりなき花 Wonderful Smal Flowers of Japan"

東京国際キルトフェスティバル2014招待作品

サイズ:205㎝×180㎝


"星月夜-The Starry Night"

先の大震災の直後から作り始めた作品です.

主人が亡くなり、思い出の家もなくなり、大勢の“きると・ろーず”のメンバーも被災し、亡くなった方もおります.そんな中、東京国際キルトフェスティバルのための制作を依頼された作品です.何も手につかなかった当時、針を持つことが生きる支えの日々でした.でも作品が完成するころには、日常の生活を取り戻し、前向きになっている自分がいました.
「星月夜」とは星が月のごとく輝く夜の様子です.大切な人はいつも星になって私たちを見守ってくれると信じて、これからの人生を前を見て歩んでゆきましょう.

“アトリエ・きると・ろーず”もこれから仲間と共に15年、20年と続けて行けたら幸いです./三浦文子

サイズ:205㎝×195㎝ 2012年東京国際キルトフェスティバル招待作品.


"天使たちへ"

上へ下への飛び回る4人の子供たちを、白・オフホワイト・ピンク・水色で !!! それをガードするパパをブルーで !!! アクセントになっている花は娘(ママ) !!! 娘一家の様子です(笑)

サイズ:215㎝×197㎝


"桜 舞-はなまい" 月の光に照らされて

Dance of Cherry Blossom

春の夜は、人々の賑わいが去った後の桜たちのお花見です.静まり返った桜木のまわりでは桜たちのおしゃべりが聞こえてきそうです.お客様はひっそりと照らしてくれる月の光だけ・・・・・.

この作品を制作するに当たり、生徒の皆様から思い出の着物をたくさん提供していただきました.本当にありがとうございました.先の震災で作品の下部1/3が変色してしまいましたが、何とか手元に戻ってきた作品です.

サイズ:235㎝×190㎝


みやぎ乃万葉

仙台では萩の花が一年中咲いています.歩道のブロックやマンホールの蓋に!!!

宮城県の花、仙台市の花が萩だからなのですが、やはり初秋には本当の花が野山や庭先、ビルの谷間などにもひっそりと、けれど溢れんばかりにピンクの花を咲かせ始めます.万葉の時代から親しまれてきた萩は、仙台ではいつも身近にある花なのです.今回は歩道のブロックの萩に光をあて、おさえた色で作品に仕上げました.
サイズ:232㎝×200㎝


時間(とき)をこえて

パッチワークキルトを知った頃の気持ちに戻りたくて作ったサンプラーキルト.長く受け継がれてきたパターンには、それぞれの素敵な物語があると思います.

作品中央の英詩は、Hall,Carrie A.and Kretsinger,Rose G. "The Romance of Patchiwork Quilt in America"の一部を参照しました.
サイズ:180㎝×160㎝